相続・終活クイズ第二弾の回答
公開日:2022-08-31 09:46
目次
如何でしたか?
前回より難しかった~~という感想をいただきましたが。。
それでは回答です。
問1
葬式をなるべく避ける日っていつでしょう?
①仏滅
②大安
③友引
答え:③友引
読んで字のごとく、友(親しい人を)を引く(巻き込む)と
いう意味にとらえられているからですが仏教の考えとは
関係ないようです。
今では気にしないで友引に葬儀をあげる方も増えてきています。
問2
葬儀に参列する際にする化粧は何という?
①薄化粧
②片化粧
③半化粧
答え:②片化粧
念のため片方の顔だけ化粧をするという意味ではありません
薄化粧をすることを『片化粧』といいます。
ノーメイクは失礼にあたり、最低限の薄化粧をすることが
大切です。
ジェルネイルをされている人はオフが大変だと思います。
ベージュのマネキュアを塗ると隠すことができます。
参列した後はリムーバーでマニュキュアだけを落とせますので
安心してください。
問3
公正証書遺言の内容通りに財産は分けなくて違反にならない?
①〇
②×
答え:①〇
相続人の総意(全員がOKであれば)があれば遺言の通りに
分けなくても大丈夫です。
但し、一人でも異を唱える人がいれば遺言の通りとなります。
問4
アメリカ人の妻を持つ夫が英語で書いた自筆証書遺言は有効?
(夫は日本人で二人とも日本在住)
①有効
②無効
答え:①有効
自筆証書遺言の場合は使用言語に特段の定めはないので
日本語でなくてもOKです。
公正証書遺言は通訳などを入れて日本語で作成されます。
問5
死亡保険金を受領して、保険金をそのまま遺産分割時に代償金にすると贈与になる?
①なる
②ならない
答え:①なる
保険金は受取人固有の財産のため保険金で支払うと
贈与となります。
あくまで原資として考えるのであれば分割協議書には
代償金として〇〇万円を交付する、とした方がいいでしょう。
詳しくは税理士などの士業にご相談し適切なアドバイスを
受けるようにしてください。
問6
相続放棄した人は生命保険金は受け取れる?受け取れない?
①受け取れる
②受け取れない
答え:①受け取れる
やはり受取人固有の財産なので受け取れます。
但し、生命保険には非課税枠がありますが
(500万円×法定相続人数までは非課税)
相続放棄をした本人は非課税の適用を受けることはできません。
相続放棄した本人以外の相続人の
非課税金額を計算する際には法定相続人の人数には
相続放棄をした人も含めます。
ややこしいですね。。
このあたりはまた、生命保険と相続のところで
詳しくお話ししたいと思います。
問7
自筆証書遺言は検認が必要だが秘密証書遺言は??
①必要
②必要ない
答え:①必要
公正証書遺言以外は検認が必要となっています。
問8
生命保険金は相続が発生しても凍結されない?
①〇
②×
答え:①〇
生命保険金はこれも受取人固有の財産で
保険会社は受取人から請求があれば受取人の口座に
保険金を振り込みます。よって遺産分割の必要がないため
凍結されません。
問9
日本では今でもまだ土葬されている地域が残っている?
①〇
②×
答え:①〇
墓埋法(ぼまいほう)という法律があり土葬はできます。
【「埋葬」とは、死体を土中に葬ること
「墳墓」とは、死体を埋葬、または焼骨を埋蔵する施設』
山梨県や和歌山県、三重県、高知県、奈良県の一部では
現在も土葬が行われています。
問10
遺産分割する際には不動産の評価はどれで行うことが多い?
①実勢価格(売買価格)
②路線価
③固定資産税評価額
答え:①実勢価格
相続発生時に実際に不動産を売買した時の価格で
おこなわれることが主流ですが
相続人間の話し合いでこれでなければならないというわけでは
ありません。
全員が納得すれば固定資産税評価額でも路線価でも
いい、ということになりますが、実勢価格で行われることが
多いようです。