私が遭遇した変わった?自筆証書遺言あれこれ!
公開日:2022-08-31 06:00
目次
私が今まで経験した?見た?
『自筆証書遺言』のビックリケースやレアケースをご紹介します。
◎二重封筒
・・お客様が亡きお父様の自筆証書遺言を見つけたのですが
検認せずに開封してしまいました。
…が、中からまた封筒が出てきて表には
【これは遺言である、開封せずに裁判所に持っていくように】
と書いてあり、無事に検認してもらうことができました(^^)/
嘘のような本当の話です。
◎遺言書の日付が・・残念過ぎたケース
・・なんと日付が奥様の誕生日になっていました。
奥様は後妻で前妻の子が無効を申し立て残念ながら
遺産分割をやり直すことになりました。
遺言において日付は大切です。
ほかにも大安・吉日などとなっているケースもありましたが
いずれも無効になる可能性が高いため気を付けましょう。
◎仲良し夫婦だったために・・
・・完璧な自筆証書遺言だったのですが
最後の署名が夫婦連名になっていたために無効
これも相続人同士が仲が悪く結局は調停となり
法定相続分で分けることになりました。
遺言の内容では介護をしてくれた子の嫁にも
財産を遺贈となっていたのに・・残念です((+_+))
◎チラシの裏に書かれた自筆証書遺言
・・新聞の折り込みチラシの裏に色とりどりのペンで
カラフルに書かれた遺言でしたが。。有効でした。
紙については和紙でもチラシでも大学ノートを破ったものでも
OKです。
ペンも変色しないものがいいと思いますが
万年筆・筆・ボールペンなど何でもOK
色も何色でもOKなんです。
以上
私が遭遇した自筆証書遺言のご紹介でした。
やはり自筆は無効になることが多いので
公正証書遺言をおススメしたいです。
ただ、とりあえず自筆で用意して
いずれ公正証書という場合には手軽に書ける
自筆証書遺言をつなぎとして用意してもいいですね(^_-)-☆