国が相続人に?!
公開日:2022-08-31 06:00
目次
亡くなった人の遺産を国が相続するケースが増えています。
故人に相続人がいなければ最終的に国庫入りしますが
2017年度は約525億円となり10年で2.5倍になったというから
驚きです
国が相続する原因とは
現在、生涯未婚の人の割合は男性で約4人に1人、女性で7人に1人。
子供どころか配偶者もなく法定相続人がいないという方が
これからますます増えることになりそうです。
また銀行預金などにも引き取り手のいない
休眠預金があり、これらを国は「休眠預金等活用法」
により民間公益活動に活用されることになりました。
(金融庁HP参照
https://www.fsa.go.jp/policy/kyuminyokin/kyuminyokin.html)
自分の意志ではなく財産が国のものになってしまうなんて
やるせないものですよね。
それだけに自分の『意思は遺志』として遺言などに
しっかり残すことが大切と言えます。
生前お世話になった人や団体に残したいと思っても
遺言を整備しておかなくては遺志は叶いません。
相続人が不在の時の流れ
身寄りのない状況で遺産のいきつく先は国。。
急速な少子高齢化の波がこんな形でも
あらわれてきていると言えそうです。