死後事務委任ってどういうもの?
公開日:2022-08-21 15:50
目次
死後事務委任(しごじむいにん)という言葉を
聞いたことはありますか?
あまり縁起のよくなさそうな・・と思われた方も
いらっしゃるかもしれませんが敬遠せずに最後までお付き合いくださいね
死後事務委任契約は【おひとり様の相続対策②】
の記事で紹介しましたが
おひとり様と呼ばれる、相続人がいないかいても亡くなった後の
色々な手続きを誰にもしてもらえない方のための契約です。
どんなことを依頼できるかというと主なもので
〇親族や知友人への連絡に関する事務
〇葬儀の手配や主宰(喪主代行も可能)
〇直葬、火葬、納骨、埋葬など生前に決めた埋葬方法での埋葬手配
〇役所での行政手続き(役所へ死亡届の提出、戸籍関係手続き、健康保険や年金の資格抹消申請等)
〇病院代の清算
〇遺品整理(遺品整理業への依頼が多い)
〇賃貸契約の解除や持ち家の場合の売却など
〇公共サービス等の名義変更・解約・清算手続きに事務関係
〇車の処分・名義変更
〇デジタル遺品の処分など
主なものだけをあげてみましたが
要は人が亡くなった後の本来ならご遺族が行う必要のあることを
契約内容に織り込んでおけば受任した専門家がやってくれます。
弊社は生前にご相談を受けて受任となった際は
公正証書遺言作成+遺言執行者として弊社を指名していただき
そのうえで必要な方には死後事務委任契約を
結ばせていただいています。
内容はその方に合わせてカスタマイズできるので
ペットを事前に決めておいた方などにお届けするという
サービスを付加することも可能です。
人が亡くなるということは大変です。
自分が死んだら直葬して合祀にでもしてくれとおっしゃる方が
たまにいますが、それにしても色々な手続きが必要です。
それらを誰の手にゆだねるのかは、自分自身の責任で
しっかり決めておいていただきたいと思います。