終活の一丁目一番地は「健康」 ウェルネスと相続準備をつなぐ新しい視点
公開日:2026-01-12 00:00
目次
■終活や相続準備に必要な土台
終活や相続準備というと、多くの人が「書類」「手続き」「お金」といった“事務的な作業”を思い浮かべます。
しかし、実務の現場に長く携わっていると、もっと根本的で、もっと人間的な“土台”の重要性に気づかされます。
その土台とは 「健康」 です。
健康であるからこそ、自分の想いを整理できる。
健康であるからこそ、家族と向き合える。
健康であるからこそ、やりたいことを実行できる。
そして健康であるからこそ、
相続準備という“未来への投資”に主体的に取り組めるのです。
■健康は終活のスタート地点であり、相続対策の基盤
相続の現場では、要支援・要介護状態になってから相談に来られる方が少なくありません。
しかしその段階では、できることが大きく制限されてしまいます。
• 判断能力の低下により、意思確認が難しくなる
• 身体的負担から、手続きや面談が進まない
• 家族が代理で動くため、本人の「本当の想い」が見えなくなる
つまり、健康を損なうと“本人の意思を中心にした相続”が実現しにくくなるのです。
逆に、心身が元気であれば、
• 自分の価値観や人生観を言語化しやすい
• 家族との対話がスムーズ
• 必要な手続きに前向きに取り組める
•「やりたいこと」を叶えるための資産設計ができる
健康は、終活・相続の“入口”であり“推進力”でもあります。

■認知症・介護リスクを遠ざける「予防としてのウェルネス」
ウェルネスコーチとして活動していると、
健康は「結果」ではなく「習慣の積み重ね」であることを痛感します。
特に相続準備においては、
認知症リスクをいかに遠ざけるか。
介護状態をいかに遅らせるか。
が極めて重要です。
なぜなら、判断能力が低下すると、
• 遺言書の作成が難しくなる
• 生前贈与や契約行為が制限される
• 家族間のトラブルが増える
といった問題が現実的に起こるからです。
だからこそ、「健康づくり=相続リスクの低減」という視点が欠かせません。
身体を動かす習慣、栄養、睡眠、ストレスケア。
これらは単なる健康法ではなく、“未来の自分の意思を守るための行動” なのです。
■「やりたいことができる体力」が人生後半の資産になる
相続の相談を受けていると、
「本当は旅行したかった」
「もっと趣味を楽しみたかった」
「孫と遊べる体力がほしかった」
という声をよく耳にします。
これは単なる後悔ではありません。
“健康があれば叶えられた未来” の存在を示しています。
人生後半の幸福度を決めるのは、お金だけではなく 「動ける身体」 です。
• 行きたい場所に行ける
• 会いたい人に会いに行ける
• やりたいことを自分で選べる
この自由度こそが、人生の質を大きく左右します。
ファイナンシャルプランナーでもあり、
ウェルネスコーチの筆者としての視点から言えば、
体力は「資産」 です。
そして資産は、早くから育てるほど価値が高まります。

■我流よりも“コミュニティ”で取り組む終活・相続・健康
健康づくりも、終活も、相続準備も、「一人でやろう」とすると続きません。
• 不安が大きくなる
• 優先順位が下がる
• 行動が止まる
• 相談相手がいない
だからこそ、コーチやコミュニティの存在が大きな力になる のです。
─コミュニティで取り組むメリット─
• 励まし合える
• 行動が継続しやすい
• 情報の質が高まる
• 喜びを共有できる
• 孤立を防げる
特に終活や相続は「感情」が深く関わる領域です。
一人で抱え込むと、どうしても重くなりがちです。
しかし、同じ方向を向く仲間がいると、
行動は軽く、前向きになり、“未来を整えること”が喜びに変わります。
■健康 × 終活 × 相続この三つをつなぐ専門家が必要とされる時代へ
これからの日本では、高齢化と単身世帯の増加により、
「健康」「終活」「相続」がますます密接に結びついていきます。
• 健康が維持できれば、終活の質が上がる
• 終活が整えば、相続トラブルが減る
• 相続準備が進めば、家族の安心が増える
この三つは、別々のテーマではなく、人生の後半を豊かにする“ひとつの流れ” です。
そしてその流れを伴走できる専門家は、まだ多くありません。
ウェルネスコーチであり、相続コンサルタントでもある筆者だから伝えられる価値があります。
■まとめ:健康は「未来の自分の意思」を守る最大の相続対策
終活の一丁目一番地は「健康」。
健康があるからこそ、想いを整理し、家族と向き合い、
自分らしい未来を選び取ることができます。
そしてその健康は、一人でつくるよりも、
コーチやコミュニティと共に育てる方が、はるかに強く、しなやかになります。
「 健康 × 終活 × 相続 」
この三つをつなぐ視点は、
これからの時代に求められる新しいアプローチとして取り組みをはじめています。

【執筆者プロフィール】
大北 あかり(おおきた あかり)
健康に生きる、年金が好きな保険屋さん/ファイナンシャルプランナー/相続コンサルタント/ウェルネスコーチ

健康とお金(ライフプラン)の相談、相続・死後についてのお悩み相談に対応。
ヒアリングからの現状把握を大切にし、難しい専門用語を使わずに、
図やイラストを使って現状を見える化することで相談者さんと課題を共有しながらコンサルティングを行っています。
(保有資格)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士/公的保険アドバイザーⓇ/相続診断士Ⓡ/損害保険トータルプランナーⓇ/損害保険募集人/生命保険募集人/縁ディングノートプランナー/笑顔相続道正会員
【筆者へのお問い合わせ先】
E-mail: akari_fp@plus-rifure.com


