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ある出会いから感じた─おひとりさまが「対策」より先に大切にしたいこと

公開日:2026-08-31 00:00

目次

■ セミナー開催で、あるおひとりさまとの出会い


先日、おひとりさま向けのセミナーの講師をさせていただいた際、
来場された方とのお話しを通じて感じたことを、筆者の視点でお伝えさせていただきます。

その方は60代くらいの女性で、独身、身内や親戚もいないおひとりさま。

何年も前から相続関連のセミナーに足を運び、対策が必要なことは充分に理解されていますが、
何度セミナーを聞いても全く一歩が踏み出せないとの事でした。

少し寂しそうな雰囲気で、諦めたような様子も見受けられました。


「わかっているけど動けない」その理由


私は「まずはエンディングノートを書いてみてはいかがですか?」とお勧めしました。

しかし帰ってきた言葉は

自分の情報を他人に知られるのが怖い
書いても信頼できる人がいないから意味がない

でした。

 そこで感じたのは、おひとりさまにとって何を準備するか以前に「誰を信じるか」が大きな問題だということでした。

色々不安はあっても、まずそこがクリアしないと前に進むことができない状況なのではないかと感じました。

 

■「おひとりさま」といってもそれぞれ違う


この出会いから、改めておひとりさまについて考えてみましたが、

一口に「おひとりさま」といってもその背景はさまざまです。

ずっと独身で身寄りのない方
家族を亡くして一人になった方
お子さんのいない、親戚はいるけれど頼れない・頼りたくない方

 生きてきた道のり、性格や生き方・考え方、不安の大きさもそれぞれ違います。

ですから、生前・相続対策、寄り添い方についても、それぞれ違うことは当然のことと言えます。

また、その役割を担ってくれる第三者の存在も必要であり、誰に相談するのか、誰に託すのかはおひとりさまにとって、とてもハードルの高いことなのでしょう。

 

■ おひとりさまの専門家選びは大切

もしおひとりさまが専門家に相談をしたいと思ったとき、「誰に相談するか」は慎重に選んでほしいです。

なぜなら生前対策から相続に至るまで、専門家とのお付き合いは長期にわたるからです。

そのため

いつでも相談できる関係性を築けるか
☑ 自分の話しや想いにきちんと耳を傾けてくれるか
☑ 質問に真摯に答えてくれるか
☑ 実務経験があり、相続に関する知識や情報を常に学び更新できているか
☑ 肩書や地位だけでなく自分自身との「相性」を感じられるか

このように関係性を重視した視点も含めて専門家を選んでほしいと思います。

 

■専門家に期待するプラスα


さらに、生前・相続対策以外においても、おひとりさまを取り巻く、医療・介護、地域のコミュニティなど、自治体や専門家が必要な情報を共有でき、協力し合える関係があると安心です。

専門家がこのような連携ができるかどうかということも選択の大きなポイントとなります。

心身共に健康なうちは、見極めや判断がしやすく、これからのことをしっかり考えられます。

おひとりさまは特にお早めに!

後悔しないために、その一歩を踏み出してほしいと願っています。


【筆者プロフィール】

谷口  江利子

相続コンサルタント

株式会社 谷口総合相続事務所 代表

 


*大阪・北摂を中心に関西全般でセミナー・相談会を開催
*おひとりさまの生前・相続対策に強い相続コンサルタント
*一人一人に寄り添ったカウンセリング
*エンディングノートの書き方教室主催 

【資格】
・相続診断士
縁ディングノートプランナー®(大阪支部事務局)
おひとりさま終身支援士®
福祉住環境コーディネーター
・FP技能士

・にじいろ相続サロン主催
・終活相続ラボ会員・おひとりさまの相談窓口ふくろう関西

【筆者問い合わせ先】
株式会社 谷口総合相続事務所
電話:070-7571-4389
E-mailtaniguchi@ts-souzoku.co.jp