緊急入院で困ること~他人事じゃない「もしも」に備える~【仕事の生前整理】
公開日:2025-08-25 00:00
目次
突然の病気や怪我で緊急入院になると、私たちは思った以上に多くの「困ること」に直面します。
・仕事の引き継ぎができない
・ペットや植物の世話を頼む人がいない
・郵便物・宅配の受け取りができない
・家の鍵や財産の管理を頼める人がいない
・スマホのロック解除ができず連絡が取れない
・家族がどこに何があるか分からず困る
特に一人暮らしの方や高齢の親がおられるご家庭では、緊急入院が「生活の止まる瞬間」になることも少なくありません。
■ 緊急入院の割合
突然の入院は誰にでも起こり得ます。実際、厚労省統計やAIツール(ChatGPT)で確認したところ、
-
・全入院のうち 約60〜65%が緊急入院
・特に高齢者(65歳以上)では 約70%が緊急入院
とされています。
(一部の参考サイト:厚生労働省の「令和5年(2023)患者調査の概況」など)

このグラフが示すように、入院の大半は予定していない“緊急入院”です。
理由は転倒・骨折、脳卒中、心筋梗塞、肺炎など、誰にでも起こり得るものばかり。
特に高齢になるほど割合は増え、65歳以上では約70%が緊急入院と言われています。
著者自身、転倒による胸椎圧迫骨折で緊急入院した際、元気だと思っていた日常が一瞬で変わりました。
著者は日頃「生前整理アドバイザー指導員」として、多くの方に「備えの大切さ」をお伝えしていますが、
まさか急に動けなくなり入院し、家のこと・仕事のことを急ピッチで周囲に託すことになるとは…
この経験から、仕事を周囲にどう託すか、何をすればよいかを、仕事の生前整理としてお伝えします。
■ 仕事の生前整理とは
1. 仕事の棚卸し
どんな仕事をしているか (毎日、毎週、毎月、年1回など)、
誰とやりとりしているか(取引先・関係先)
使っているツール・システム・書類などを一覧表にまとめましょう。
2. 業務フローの整理
仕事の流れをステップごとに書き出し、
繰り返し作業の手順化や判断基準(どの条件でどの対応をするか)を相手に正確に伝わるようにまとめます。
自分の考えを深く理解し、思考の整理にもなります。
又、自分の考えを明確に伝えることで、誤解を防ぎ、スムーズなコミュニケーションも可能になります。
3. 業務の見える化
自分だけが知っている仕事の流れ・手順・情報を周囲がわかる形で見える状態にする。
このことにより、万一の入院・急病・死亡時だけでなく、転勤や日常の引継ぎ・業務効率化・属人化解消にも役立ちます。
4. 必要な人が確認できる状態に
書類、データ、パスワード、使用ツールのアカウント情報などの保管場所を明確にして、同僚やそれらの情報が所在を伝えておきます。
■ 業務の見える化することのメリット
◉ 突然休んでも周囲が対応可能になる
◉ 自分自身の作業を効率化できる
◉ 引継ぎがスムーズになる
◉ 不要な業務・二重業務の発見に役立つ
◉ 引継ぎがスムーズになる
◉ 不要な業務・二重業務の発見に役立つ
などが考えられます。
■ 元気なうちに行うことで自身も他者も安心
これまでお伝えしました、
- ・仕事関係の整理
- ・自分にしかわからない業務の見える化
- ・引き継ぎ準備
突然の病気や怪我、死亡時に周囲が困らないようにするだけでなく、自分自身も身軽になり、これからの働き方を整えるためにも行いましょう。
突然倒れた場合、誰も業務がわからない、期日のある仕事、取引先への連絡や処理が滞ると信用問題にもなります。
又、仕事道具やデータ整理は同僚や必要な人にわからないことが多いことから、著者は仕事の生前整理は必要と実感しております。
■ これから先も無理なく働き続けるために
仕事は人生の多くの時間を費やす大切なものですが、私たちはいつ何が起こるか分かりません。
突然の病気や事故、家族の介護、自分自身の加齢により、今まで当たり前にできていた仕事が急にできなくなることもあります。
「業務の見える化」や「仕事の生前整理」は、同僚やその情報が必要な人が困らないための準備であると同時に、自分自身がこれから先も無理なく働き続けるための準備でもあります。
「この仕事、本当に自分がしなければいけないことなのか」
「誰かに任せる準備はできているか」
そう問いかけながら整理していくことで、
心と時間に余裕が生まれ、
これからの人生をもっと大切にできるようになります。
皆様の職種によって整理する内容は変わります。
ご自身の仕事内容に応じた、「仕事の縁ディングノート」を作ってみてはいかがですか?
このコラムが「仕事の生前整理」のきっかけになれは幸いです。
生前整理は「死ぬ準備」ではなく、「これからを元気に生きる準備」です。
今日からできることを、ひとつずつ、無理なく始めてみてください。
始めるのは 今! です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
【執筆者プロフィール】
- 生前整理・不動産に強い相続コンサルタント
- 草野 弘美
- 【保有資格】
- ・宅地建物取引士
- ・ 生前整理アドバイザー認定上級指導員
- ・ 相続診断士
- ・ ベストショットアルバム指導員
- ・ 縁ディングノートプランナー
- ・ 笑顔相続道®正会員
- ・ 一般社団法人 縁ディングノートプランニング協会 大阪支部 副支部長
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