~生前整理~写真の整理
公開日:2025-03-03 00:00
目次
生前整理は、『物』『心』『情報』の整理です。
その中でも、写真は心(思い出)が詰まっているため、生前整理の中では片付けの仕方がわからないNo.1です。
遺品整理の現場では残念ながらゴミとして処分されることも多いのが現実です。
生前に写真を整理し見返すことにより、思い出話に花が咲くのではないでしょうか。
そしてそれが大切な方とのコミュニケーションに繋がります。
■ 写真の効果
写真を見るとその時の状況が走馬灯のように思いだされる経験はありませんか?
家族と疎遠になっても、楽しかったあの頃のことを思い出し、涙が出たと言われる方もいらっしゃいました。
仲直りのきっかけになるのも写真の効果だと思います。
また、「これまでの人生の振り返り」や、「どんな夢を持っていたか」気づきや心の整理ができるのも写真の効果ではないでしょうか。
そんな時は是非、縁ディングノートに追記してほしいです。
縁ディングノートは初めから完璧に書けるわけではありません。
ふとした時に思い出すことも多いものです。
災害の現場では、写真洗浄のボランティア活動に参加される方も多く居られます。
写真洗浄プロジェクト | 社会連携TOPICS | 社会連携 | Science
Tokyo 旧・東京工業大学
写真の価値、効果は素晴らしいをものがあると実感しています。
■ 写真の整理方法
物の整理をしながら写真を一か所に集めましょう。
フィルム時代の写真を知人から頂だいたもの、学校行事で購入したもの等、封筒に入った写真があちらこちらから出てきます。
よくある光景は、段ボールに入ったアルバムが、見返すこともなくほこりをかぶった状態にあることです。
湿気やほこりなどで、写真には悪い状態です。
まずはアルバムから写真を剥がします。すべてを剥がすのは困難な場合もあります。
残したい写真だけ剥がしてください。
収納力がありコンパクトなポケットアルバムも販売されています。
時系列、イベント、人など、分類も様々、自分らしい方法を楽しみながらファイルしてください。その写真の思い出も書いておきましょう。
剥がした写真の中から、とっておきの写真を、時系列で並べて、産まれてから現在までの人生のストーリーになるように30枚程度選びます。
タイトルは『輝いている私』
写真をアルバムに貼っていきますが、その写真のエピソードや行った場所など思い出を書いて一緒に添えます。
シールなどで写真を飾ると可愛いアルバムになります。
また、フォト自分史にもなります。
■ 遺影写真を決めている人の割合
終活の関心が高まっている中、下記の調査結果を見ても、遺影について考える人はまだ多くありません。
(20歳から69歳以下の男女500名 2024年3月調査 ㈱アスカネット)
元気に暮らしているときは自分の遺影写真を選んでおくということは、考えもしないことかも知れません。
著者も生前整理アドバイザー2級認定講座を受講するまでは、頭の片隅にもありませんでした。
葬儀前には遺族は様々なことを決めていかなくてはなりません。
その慌ただしい中で、良い写真が見つからないことも多くあります。
あらかじめ準備しておくことで、遺族の負担軽減に繋がります。
著者は遺影写真で、「とびっきりの笑顔」で家族を見守りたいと思います。
■ 遺影写真を選ぶポイント
遺影写真は5年以内位が良いでしょう。
あまりにも若いころだと、違和感を覚えてしまうこともあります。
自分らしさが出ている写真、趣味を反映した写真も良いでしょう。
《自分らしさが出ている写真ってどんなの?》
仲間に囲まれて笑っている写真・夢中に趣味に打ち込んでいる写真・自慢げな「ドヤ!顔」の写真、皆さんはどんな場面を想像しますか?
自分で納得いく理想の遺影を用意してみてはいかがですか?
大切にしすぎてしまい込んでいると、肝心な時に見つからず別の写真を使うことになります。
縁ディングノートに挟んでおき、写真の存在を周りの人に伝えておくことが大切です。
今回は写真についてお伝えしましたが、写真の価値に気づいて頂けると幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
【筆者プロフィール】
草野 弘美
生前整理・不動産・相続のコンサルタント
- 【保有資格】
- 宅地建物取引士
- 生前整理アドバイザー認定上級指導員
- 相続診断士
- ベストショットアルバム指導員
- 縁ディングノートプランナー
- 笑顔相続道®正会員
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