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認知症を学び考える

公開日:2024-08-26 06:23

目次

認知症を学び考える


現在、全国各地で認知症サポーターが地域で活動しています。認知症サポーターとは、地域や職域団体で開催される学習会を通じて、認知症に対する正しい理解を深め、当事者に対して適切なサポートを提供する仕組みを作っている人々です。これにより、認知症の方々がさらなる心の病で苦しむことなく、地域全体で支え合える環境が整えられています。

例えば、買い物中に計算ができず、会計に時間がかかっている方を見たことがあるかもしれません。また、ゴミ出しの日に分別が難しく、注意を受けてしまうケースや、自宅の場所が分からず徘徊している方もいます。こうした状況に対して、私たちの少しの気遣いで、当事者がより過ごしやすい生活を送ることができるのです。認知症を理解することで、地域でできることを見つけ、助け合うネットワークを構築しており、現在、全国の認知症サポーター数は、令和6年6月30日時点で15,492,067人に達しています。

認知症とは

認知症とは、脳の疾患により認知機能が低下し、日常生活に支障をきたす状態を指します。年齢が上がるほどそのリスクは高まりますが、若い世代でも発症することがあります。

認知症の原因となる病気

  1. アルツハイマー型認知症
    脳内にたまった異常なたんぱく質が脳神経を変性させ、海馬などの器官が萎縮し、徐々に脳全体に広がることで、認知機能が障害されます。主な症状としては、記憶障害、見当識障害、実行機能障害、判断力の低下、被害妄想などがあります。
  2. レビー小体型認知症
    高齢期に発症し、アルツハイマー型に次いで多い変性性認知症です。脳の神経細胞内に異常なたんぱく質(レビー小体)がたまり、脳幹や大脳皮質に現れます。症状には、認知機能障害、身体の動作の遅れ、睡眠時の異常行動などがあります。
  3. 前頭側頭型認知症
    前頭葉や側頭葉の萎縮と神経細胞の損傷が原因とされ、タウタンパクやTDP-43というたんぱく質の蓄積が関与しています。社会性の欠如などが見られることがあります。
  4. 脳血管性認知症
    脳血管障害(脳卒中)による脳の血管の詰まりや出血が原因です。脳組織への血液供給が減少し、脳組織が破壊されることで精神機能が失われます。手足のしびれなどが例として挙げられます。

認知症の予防と対策

若年性認知症の発症年齢は平均51.3歳で、約3割が50歳未満で発症しています。これらの原因は、10年ほどの長い年月をかけて進行するとされていますが、私たちが今できる事前の対策もあります。

                       

たとえば、飲んでいる水道水の安全性について考える必要があります。塩素消毒された水が現代病やアレルギー、動脈硬化性疾患の原因となっている可能性が指摘されています。アメリカのJ・M・プライス博士は、塩素が心臓発作や脳血管障害の原因になっていると述べています。また、日本の食品添加物の多さも健康に影響を与えている可能性があります。

自身の備え

課題は多くありますが、おひとりさまが増える中で、万が一の時に誰に連絡するか、かかりつけ医がいるか、お金の管理は誰に頼むのかといった情報を整理しておくことが重要です。メモ用紙でもいいのですが、今は気軽にエンディングノートを手にすることが出来ますので、エンディングノートを活用し、必要な情報を記録しておくことをお勧めします。さまざまな項目もありますが、まずは書きやすい所から書いて徐々に他もうめていければいいでしょう。

「まだそんな歳じゃない」と思うかもしれませんが、若年性認知症や災害、交通事故など、さまざまなリスクがあります。事前に備えておくことで、安心感を得られることでしょう。

弊社は、そのような生前の対策をお手伝いしています。

昆 充芳(こん みよし)

終活・相続の相談室・笑顔相続サロン®新潟TUNAGUみんなの相続診断士事務所代表

MFC合同会社代表社員・保険代理店所属

相続診断士・終活カウンセラー・古民家鑑定士・ファイナンシャルプランナー・認知症サポータキャラバンなどの資格を持ち、相続にまつわるお困り事を、頼りになる各相続に関する専門士・士業達とチームを組み、生前の贈与・遺言書から相続発生までワンストップでトータルにサポートしております。相続に関する相談を誰に頼んだら良いのか判らない時には是非ご相談ください。生前整理から亡くなった後の事務手続きまでのご相談を受け付けております。

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