おひとりさまといっても最近は結婚しない方も増えたので40代~50代のおひとりさまのご相談も増えてきました。
まずは未婚率を見てみましょう。
内閣府の「令和3年版 少子化社会対策白書」によると、未婚率を年齢別にみると、2015年は、30~34歳では、男性はおよそ2人に1人(47.1%)、女性はおよそ3人に1人(34.6%)が未婚であり、35~39歳では、男性はおよそ3人に1人(35.0%)、女性はおよそ4人に1人(23.9%)が未婚となっています。
50歳時の未婚割合では、1970年は、男性1.7%、女性3.3%でしたが、2010年国勢調査では男性20.1%、女性10.6%、2015年は男性23.4%、女性14.1%と、それぞれ上昇しています。
おひとりさまのメリット
このような現状で、40代50代のおひとりさまが今後生活していく中で、想定されるメリット・デメリットについて確認していきましょう。
おひとりさまでのメリットといえば自由に時間とお金が使えることでしょう。
ご家族、子供たちや孫と生活していると何かと時間がとられてしまいますが、時間を気にすることなく自由に使えます。お金に関しても、自分のためだけに自由に使えることが、おひとりさまのメリットとも言えます。仕事も趣味も好きなことができ、色々なことに挑戦する機会も増えてくるのでしょう。新たなチャレンジをすることもできますから、何歳になっても好きなことに没頭できることはいいことですね。
おひとりさまのデメリット
おひとりさまのデメリットといえば、何かあった時にすぐに助けてくれる人が見近かにいないことでしょうか。
- お金に関して
将来、おひとりさまでどこまで自力で生活できるのかが課題となってきます。まずは、高齢者施設に入るかもしれないための資金作りが必要です。もしくは、何かあった時、自宅で介護状態になったとしてもお金は必要ですからそのお金を準備しておくことになります。それ以外に、急なケガや病気で、入院した時に出費があっても、家族からの資金援助を受けるということはできないので、自分であらかじめ用意しておくことです。
- 身体のこと
身体の事に関しては、急に体調を壊し起き上がれない状態でも自分でなんとかしなければいけません。緊急入院があった場合は、誰かに着替えや、お金を持ってきてもらうことが必要です。入院、手術をする際には、同意をする身元保証人も必要になります。この身元保証人は、治療費などの支払と、転院になった時、亡くなった時の引き取りなど、多岐にわたります。なので、信用できる人を探しておきましょう。
- 介護など認知症対策
体力の衰えにより、気力の低下が伴い、認知症になるリスクも出てきます。入院した後の退院後のケアなど、一人ではできない日常生活の掃除、洗濯、ご飯の支度なども、誰かのサポートが必要となります。おひとりさまの場合は、早めに考えておく必要があります。
認知症になったら、お金の管理は一体だれがやるのでしょうか。自分では、管理が難しくなってくるので、任意後見人、成年後見人を選んでおくなど、元気なうちに信用のある人を探して、契約しておくことも必要です。
- 亡くなった後
人が亡くなった後の葬儀や埋葬の事など、様々な手続きがあります。まずは死亡診断書の提出から、遺体の火葬、納骨。その後行政の手続きや、家の中の遺品片付け、持ち家があればその売却や、金融機関など、銀行の解約手続きがあり、心配事は出てきます。
年齢に関係なく、おひとりさまが準備しておくべきことは同じです。第三者による身元保証人、身元引受人を決めておくことも、元気なうちに信用のある人を選んで契約しておくことは、大切なことなので早めに情報収集しておくことです。
そのあたりは、信頼できる専門家にご相談する事がいいのではないでしょうか。
まずは、一度エンディングノートを書いてみましょう。自分の過去を振り返り、今後どのような生活をしていったらいいのかを考えるきっかけとなります。
昆 充芳(こん みよし)
笑顔相続サロン®新潟TUNAGUみんなの相続診断士事務所代表
MFC合同会社代表社員
相続診断士・終活カウンセラー・ファイナンシャルプランナーなどの資格を持ち相続にまつわるお困り事を頼りになる各相続に関する専門士・士業達とチームを組み生前の贈与・遺言書から相続発生までワンストップでトータルにサポートしております。相続に関する相談を誰に頼んだら良いのか判らない時には是非ご相談ください。
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