相続は誰にでも起こり、それがある日突然だったりします。

　つい先日私の保険のクライアントの母と兄が突然亡くなりました。
話を聞くと、亡くなった兄は生涯独身で残りの３人の妹の内１人が既に死亡。
そこには姪が2人いるとのことでした。
生命保険には加入しておらず、現金と自宅不動産が残りました。
懸念されるのはスムーズな遺産分割協議です。
葬儀を終えられたばかりなので、これから細かいお話をお聞きすることになりますが、
ご姉妹の不安が想像出来ます。
この姉妹が「争族」にならずに笑顔で相続が無事に終えられることを願います。

　さて、相続を争族にしないためには「遺言」や「保険」がありますがここでは「保険」についてお話させていただきたいと思います。
保険は契約時に死亡保険金の受取人を指定することができ、残したい人に指定した金額を残すことができます。
保険金の受取人は状況に応じて変更することが可能です。
ではこれからなぜ生命保険が相続対策に有効なのかをお伝えします。

・遺産分割協議がスムーズになります

生命保険の保険金は受取人固有の財産となるため、無用な争族を回避できます。
また、死亡保険金は原則遺産分割協議対象外なので、保険会社から速やかに保険金を受け取ることができます。

・非課税枠があります

５００万円×法定相続人の数が非課税となるので、相続財産を圧縮して相続税の負担額を軽減することができます。

・納税資金を現金で準備することができます

相続税は原則として相続の開始を知った日の翌日から１０か月以内に現金で納付する必要がありますので、速やかに現金で受け取ることができる生命保険は納税資金としてとても有効です。

　相続は突然起こります。大切なご家族が「争族」にならないように。そして認知症になってしまうと相続対策をしようと思っても難しくなってきます。お元気なうちに生命保険などを上手に活用してしっかり準備し、ご家族が笑顔で相続を迎えられるようにしましょう。

・プロフィール

秋山千穂　

総合保険代理店　株式会社エニシア代表取締役
笑顔相続サロン®︎甲府　代表
上級相続診断士
終活カウンセラー
ファイナンシャルプランナー
夫婦問題診断士
保険歴16年
2020年株式会社エニシア
笑顔相続サロン®︎甲府　開設2022年夫婦問題診断士として夫婦問題のカウンセリングスタート
生まれた時から人生の最期までお客様の人生に寄り添うという想いを大切に
保険・相続・夫婦問題・お子様の悩みなどトータルでご相談を受けている

連絡先
HP  http://enisia.net